『活性酸素』とは
体内に侵入した細菌やウイルスを退治する役割を持ちますが、年齢やストレスによって活性酸素を消去する酵素などの働きが弱まり、喫煙、排気ガスや強い紫外線など外部からの悪い刺激からも活性酸素が発生します。体内で必要以上に増えると健康な細胞まで酸化(サビ)させて老化が進み、遺伝子が傷ついた結果、細胞の変異や死滅によって白髪や肌のシミ・シワ・メタボリック症候群、物忘れ、動脈硬化やガンなどの老化現象や病気が起きるとされています。
《活性酸素を減らすとされる抗酸化力の高い食品》
ニンニクやキャベツの含硫化合物、ゴマのセサミノール、キウイ、イチゴ、ゆずなどのビタミンC、トマト
などに含まれるリコピン、ニンジンのβカロテン、大豆のイソフラボン、緑茶のカテキン
して褐藻類(昆布、もずく、わかめなど)の粘質物に多く含まれるフコイダン、キノコ類に多く含まれるβ-グルカンや、ブロッコリースプラウトのスルフォラファン、サケ、カニのアスタキサンチン、ショウガの辛み成分ジンゲロール、赤ワイン、ブルーベリー、チョコレート(カカオ70%以上のもの)、アサイー、レスベラトロールなどに含まれるポリフェノールなど、ファイトケミカル(フィトケミカル)と呼ばれ第7の栄養素(食物の5大栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルであり、食物繊維が第6の栄養素)として、強い抗酸化力をもつ注目の成分です。抗酸化成分を含む食品を数多く知っておき、毎日の食事の中で出来るだけ多くの種類を摂ることがポイントです。
参考文献
Unlocking the Secrets of Longevity Genes(SCIENTIFIC AMERICAN March 2006)
Howitz et al.,Nature,425 (6954) :191-6 (2003)
JAIME URIBARRI, SANDRA WOODRUFF, SUSAN GOODMAN, WEIJING CAI, XUE CHEN, RENATA PYZIK, ANGIE YONG, GARY E. STRIKER, HELEN VLASSARA (2010年6月). “
Advanced Glycation End Products in (Foods and a Practical Guide to Their Reduction in the Diet